【オランダ生活】滞在許可証の申請について

滞在許可証の申請 オランダ生活

こんにちは。Lilyです。

今日は、オランダでの滞在許可証の申請についてまとめてみました。 
 
これはあくまでも、オランダ国籍の夫と共に移住した私の経験談です(2024年6月時点)。

日本国籍の場合、90日間以下であればビザなしで滞在が可能ですが、それ以上滞在する場合は滞在許可証が必要です。滞在許可証の申請先はIND(Immigratie- en Naturalisatiedienst-オランダ入国管理局)になります。
IND のページからも自分がどの滞在許可証に当てはまるか、どのプロセスを踏めば良いか、選択式でわかりやすく記載されているので、詳しくはそちらをご確認ください。

長期滞在許可証の申請タイミング

日本国籍を持っていてパートナー/配偶者(オランダ国籍)がスポンサーとなる場合、入国前の事前申請が不要です。入国後にINDのサイトからオンラインで滞在許可証の申請をするという流れになります。

2025年からヨーロッパ諸国に入国する場合に、ETIASの申請が必要になります! 

夫も日本にしばらく住んでいたので、オランダ入国後すぐに夫の住民登録と婚姻登録を済ませた後、滞在許可証の申請を進めました。 

申請スケジュール

オランダ入国後1週間以内に下記を済ませました。

・INDオンライン上で必要事項の記入および必要書類の添付&申請(夫がスポンサーになるため、夫が申請)
・INDでのバイオメトリクス事前予約(指紋や顔写真などの登録) 

バイオメトリクスの予約は大都市にあるINDだと取りづらいと聞きますが、私はZwolleで予約したので比較的すぐに行けました。ちなみに、顔写真はINDで撮影しますが、前髪が眉毛にもかかってはいけないルールがあり結構厳しかったです。

オンラインで提出した書類

私が申請する際に必要だったものは下記。

  • パスポート 
  • 戸籍謄本(アポスティーユ証明と翻訳がされているもの)
  • オランダの居住証明書類
  • パートナー/配偶者が作成した身元引受書 
  • 申請料‐オンラインで支払い(2024年6月時点で€228でした) 
    ※申請後、INDから追加で書類が欲しいと言われることもあります 

アポスティーユ証明に関しては大使館では申請できず、外務省での申請になるので出国前に用意することをおすすめします。
参考リンク:各種証明|在オランダ日本国大使館外務省‐公印確認・アポスティーユとは 

戸籍謄本も含め、出国前に必要な書類は何部か余分に取得しておくと焦ることがないと思います!

承認されるまでどれくらいかかるの?

バイオメトリクス後は辛抱強く待つだけです。申請後のレターには最長3か月との記載がありましたが、私の場合は滞在許可承認が出たのが約4か月後、プラスチック製の在留カード(verblijfsvergunning kaart)も後日INDに取りに行くのですがそれも合わせると結局5か月かかりました。ただ、滞在許可承認さえ出れば住民登録もできるので、一気心配事が減ります 笑 

その他‐注意事項

仮滞在証明ステッカー 

滞在許可証申請中というレターがあれば、3か月経った後も不法滞在には該当せず待つことができるみたいです。ですが、私は念のため、仮滞在証明ステッカーをパスポートに貼ってもらいました。
これも事前予約制です。詳細はこちら 

ステッカーの役割:
・オランダにおける滞在許可の審査中に、法的に滞在していることを証明する
・INDでの手続きの一環として、審査が完了するまでの間に発行される
・通常、滞在許可申請中や更新手続き中の人に対して使用される

シェンゲン領域内の旅行

滞在許可証を待っている間に3か月が過ぎてしまうと、他のシェンゲン協定加盟国に旅行ができずオランダ国内に留まるかシェンゲン加盟国以外にしか行けなくなるので、旅行を予定する際は注意が必要です。こちらに関してもINDで詳しく聞くことができます。

シェンゲン領域内において査証(ビザ)を必要としない短期滞在については、「あらゆる180日の期間内で最大90日間を超えない」範囲でのみ認めると規定されています。-外務省海外安全ホームページ シェンゲン協定について

まとめ

  1. 90日間以上滞在する場合はIND(オランダ入国管理局)での滞在許可証が必要
  2. 日本国籍を持っていてパートナー/配偶者(オランダ国籍)がスポンサーとなる場合、入国前の事前申請が不要で入国後に申請手続きをする
  3. 承認が下りるまで約3か月といわれますが、人によってはそれより長くかかる場合もある

オランダは移民が多く、役所の人手不足などにより対応がだいぶ遅れてしまうこともあるみたいです。
その他にも追加で書類を提出する可能性などもあり、一筋縄ではいかないこともあります。待つ期間が長ければ長くなるほど不安になりますが、しっかりと書類準備をすればそれほど心配する必要はないかと思います。参考になれば嬉しいです。

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