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こんにちは、Lilyです。
今回は、海外移住が決まってから実際に出国するまでに私が日本で準備したことを、自分の経験をもとにまとめました。私は2024年夏に、オランダ国籍の夫と共に日本からオランダへ引っ越しました。どの国へ、どんな形で移住されるかによって必要な準備は異なりますが、これから移住を予定している方の参考になれば嬉しいです。
まずは考えておきたい3つのポイント
海外移住が決まったら、まず以下の3点は早めに検討しておくことをおすすめします。
出国直前になって慌てないよう、できるだけ早い段階で方向性を決めておくと安心です。
1.住民票を抜くか、残すか
税金や保険、各種手続きに影響する大事なポイントです。
2.国民健康保険の継続について
住民票を残すかどうかによって、加入・脱退の判断が変わります。
3.国民年金を払い続けるか
将来の年金受給に影響が出る可能性もあります。
TODOリスト
私は余裕をもって出国2か月前から本格的に必要書類の準備などをはじめました。
出国2か月前(準備開始フェーズ)
TODOリスト | 補足 |
1.必要書類の確認(INDオランダ移民・帰化局サイト) | オランダ国籍の配偶者/パートナーがスポンサーとなる場合、入国後に滞在許可証の申請をINDにて行います。 |
2.戸籍謄本の手配 | 最寄りの市役所にて |
3.婚姻受理証明書の手配 | 最寄りの市役所にて 私の場合は日本ですでに婚姻済みだったため |
4.戸籍謄本・婚姻受理証明書のアポスティーユ手配 | 外務省に依頼。 アポスティーユは大使館では発行できず、日本国内のみでの発行となるので移住前に済ませておくとスムーズです。 |
5.戸籍謄本・婚姻受理証明書の翻訳依頼(日→蘭) | 専門の方にお願いしなければなりません。私がお願いした方はとても迅速に対応頂けたので、 ご連絡いただければご紹介します。 |
6.引っ越し業者の見積もり手配 | 私たちは荷物も少なく、日通のサービスを使いました。 |
7.(賃貸物件の場合)解約連絡 | ご自身の契約内容を事前に確認しておくと安心です。 |
8.クレジットカードの引き落とし口座確認および変更 | 不要な銀行口座などは閉じるので、紐づいている口座を確認、必要であれば変更 |
9.航空券の購入 | オランダまでの片道航空券を購入。 ⋆日本人の場合は入国後に滞在許可証の申請が可能であり、私の場合は片道でも問題がなかったです。 |
出国1か月前(本格的な準備)
10.WISEやREVOLUTなどのデビットカード作成 | 日本円の資金移動や海外送金に便利。 特にオランダはクレジットカードではなくデビットカードが主流なので作っておいて損はないです。 |
11.在留届の提出 | 3か月以上日本を離れる場合は必須。現地到着の90日前から提出可能。引っ越し後も各種申請がオンラインでできるので便利 |
12.不要なクレジットカードの解約 | デビッドカード以外を使うことがほぼないので、不要なものは解約することをおすすめします。ただ、日本発行のクレジットカードは1枚持っておくと一時帰国の際やオンラインショッピングの際に便利です。 |
13.各種サイトやクレジットカードの住所や引き落とし情報の変更 | 実家の住所などに設定しておきました。移住後も引き落としが続くものがある場合は要確認。 |
14.不要な銀行口座や証券口座の解約 | ネット銀行などは海外移住の際は解約が必要な場合があるので、ご自身の銀行へ確認する必要があります。 国外転居になると証券口座も閉じなければならない場合が多いので確認が必要 (IDECOやNISAの場合は要確認)。 |
15.ハローワークにて、失業保険申請に必要な書類や情報集め | 私の場合は申請が出国後に可能だったので、必要な書類を集めました。 |
16.ガス、電気、水道、インターネットなど各種サービスの解約手続き | 不要な銀行口座などは閉じるので、支払いが紐づいている口座を確認& 必要であれば変更。 |
17.銀行の海外送金手続き | 銀行によっては海外送金を行うための手続きが必要。手続きは、日本に住んでいることが条件の場合が多いので、出国前にやることが必須。 |
18.海外保険の確認および加入 | 私の場合は楽天プレミアムカードを使っていたので、付帯保険がどこまでカバーされるかなどの確認を行いました |
19.粗大ごみなどの集荷手配 | 予約が取りづらいので(1か月先になることもあるので)、早めに準備をする。 |
20.国際免許が必要な場合は手配 | 私は6か月は運転する予定がなかったため、取得はせず、オランダで免許の切り替えを行いました。 |
21.大学の卒業証明書・成績証明書(共に英文)の取得 | Inburgering面談の際にdiploma提出で必要でした |
出国2~3間前 (ラストスパート)
22.準確定申告 | 私は会社を退職、また年内収入が発生しない予定だったため申請。オンラインでも可能ですが、心配な場合は税務署でも可能。 予約が取りづらいので余裕を持って行うのが◎ |
23.スマホのプラン変更・解約 | 私は日本の携帯番号を継続して使用したかったので、基本料0円のpovo2.0を契約 ※紹介コードあり |
24.住民票手続き | 住民票を残さない場合、出国2週間前から可能 |
25.年金支払い手続き | 任意継続の場合のみ |
26.マイナンバーカードの転出届 | マイナンバーカードが海外在住者も保持できるようになったので、市役所での手続きを済ませておく |
27.郵便転送届 | 届け出から1年間は転送されます |
28.銀行口座の残高証明書(英文)取得 | 銀行によっては移住後もアプリなどを通して取得可能 |
29.住民税の支払い | 住民票を抜く場合でも出国タイミングによっては翌年の住民税の支払いが発生!! |
30.船便の荷物の整理および集荷手配 | 自分で梱包する場合は荷物明細など自分で作成するので、 何日かに分けて余裕を持って準備することをおすすめします。 |
31.移住先の水道、電気、ガス、ネットなどのライフライン申請 | 引っ越し先が決まってる場合は、可能 |
その他、歯医者や病院など治療が必要なものは出国前までに済ませておくと安心です。
オランダはホームドクター制で、日本のようにすぐに診てもらえることがないので、事前に済ませておくと安心です。
※このあたりについてはまた別の記事にまとめます
オランダにて(到着後)
32.滞在許可証申請 | INDにて申請を行う |
33.失業保険の申請 | 私はタイミング的に移住後に申請が可能だったため、必要書類をオランダから日本へ郵送 |
34.住民登録 | 滞在許可が下りた後。登録後、DigiDやBSNナンバーの取得が可能。 |
35.銀行口座の開設 | 滞在許可が下りた後に可能。 個人的にはRevolutなどのネット銀行がおすすめ |
準備するものがたくさんあるので、出国日から逆算して着々と進めていくことが大切です。
私の場合は日本からオランダへの引っ越しでしたが、これから海外移住を考えている方の参考になれば嬉しいです。
質問やコメントがあれば、Instagram(@5ftraveler)までご連絡ください。
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