こんにちは、Lilyです。
日は、海外に移住する際に誰もが一度は悩む「国民健康保険に入るべきかどうか」について私の体験を元にまとめてみました。
これはあくまでも、
- 日本で会社員として働いていたが、移住の約1か月前に退職して無職になった
- 夫の扶養に入るという選択肢がなかった
という私自身のケースです。最寄りの役所に確認するのが確実ですが、少しでも参考になれば嬉しいです。
退職をして海外移住まで期間が開く場合、保険に入る必要はあるのか
私は2024年5月末に日本の会社を退職し、夫と共に6月末にオランダに移住しました。
5月末までは社会保険に加入していたのですが、日本では住民票がある限り区切りなく保険に加入している義務がある1ので、引き続き、保険に加入する必要がありました。
どの健康保険に加入すれば良いのか
3つの選択肢があります。
A.社会保険の継続:継続条件を満たしている場合2は継続が可能
これまで会社が半分保険料を払ってくれていた分が単純に自腹になります。
過去の給与明細でいくら天引きされていたかを確認、事前にどれくらい払う必要があるのかを確認することをおすすめします。
B.国民健康保険に加入:退職後、必要書類を持って役所に申請
支払い額は前年の収入によって、変わります。
毎年4月頃には、試算する際に必要なその年度の料率を役所のHPもしくは電話で確認できます。
*必要事項を入れるだけで簡単にシミュレーションができるものもあります
C.家族の扶養に入る
私は初めから該当しなかったので割愛します
とりあえず、AかBどちらか負担が少ない方を選べばよいとのことだったので、
私はB.国民健康保険に加入することにしました。
国民健康保険申請時のタイミング&必要書類
基本的には
- 健康保険等資格取得(喪失)証明書
- 離職票
が必要で、書類がそろったタイミングで最寄りの役所で手続きをします。
ただ、退職してから手元に届くまで2週間くらいかかる場合もあるので、私は事前に会社と相談をし、
- 退職証明書
- 健康保険等資格取得(喪失)証明書
- 源泉徴収票
を用意してもらい、手続きに行きました。
退職日から3日目に申請を行い、その日のうちに健康保険証を交付してもらえたので、事前に書類を用意してもらえて助かりました。*私はマイナ保険証になる前の手続きだったので、2024年12月以降は最新の情報を確認することをおすすめします
住民票を抜く場合&抜かない場合
さて、移住をする際には、住民票を抜くか否か を考えなければなりません。住民票を抜かない場合はもちろん、
国民健康保険の加入義務があり、月々の支払も発生します。それぞれメリットとデメリットがあるので、自分にとって何が一番良いかを考える必要があります。
住民票を抜く場合 | 住民票を抜かない場合 | |
---|---|---|
メリット | 国民健康保険料などの支払い不要 | 一時帰国でも医療費が割負担 海外療養費制度3が使える |
デメリット | 一時帰国時の医療費は全額自己負担 | 保険料、住民税、年金などの支払いが続く |
保険料は月払い‐月末で計算されるので、出国日次第でその月の費用が発生するか否かが決まる
まとめ
- 厚生労働省「国民健康保険の加入・脱退について」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21539.html ↩︎
- 健康保険協会「任意継続の加入条件について」https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g6/cat650/r315/ ↩︎
- 健康保険協会「海外療養費とは」https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3120/r138/ ↩︎
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